日本時間の2021年7月21日にWordPress5.8が正式にリリースされました。
WordPress5.8へのWordPress更新で大きく表示変更されたパーツがウィジェット画面の変更です。
WordPress5.8から実装された新しいウィジェットの名称は「ウィジェットブロックエディター」と言います。
この記事でわかること
- ウィジェットを従来の表示に戻す「Classic Widgets」プラグインの設定方法
- ウィジェットを従来の表示に戻すPHPコードの設定方法
WordPress5.8で変更されたウィジェットブロックエディターとは?
2021年7月21日以降に初めてWordPresをインストールしてWordPressを使い始めた人には何の違和感もないと思いますが、私のように長年WordPressを使っている者からすると今回のWordPress5.8へのWordPress更新でのウィジェット画面の変更はかなり大きな変更点になると思います。
2018年12月7日にWordPress5.0が正式リリースされた時にそれまでのビジュアルエディタから新しいエディタGutenberg(グーテンベルク)にビジュアルエディタが変更された時にもすごく戸惑いましたが今回のWordPress5.8で導入されたウィジェットブロックエディターもすごく違和感があり今は使い辛い印象です。
ウィジェットブロックエディターを簡単に説明すると現行ビジュアルエディタのGutenberg(グーテンベルク)のようにブロックを組み合わせて行くようなウィジェットに変更されています。
WordPress5.8で変更されたウィジェットブロックエディターを画像で見ると下記になります。
色々と触ってみましたが慣れていないせいもありすごく使い辛かったです。
元々このWordPress5.8で採用されたウィジェットブロックエディターは2020年9月1日に正式リリースさてたWordPress5.5で新規実装予定だった機能になります。
ウィジェットブロックエディターの開発が遅れた事により今回のWordPress5.8で新規実装になった事から、まだまだウィジェットブロックエディターが完璧に仕上がってないのでは無いかと考えられます。
次回のWordPress5.9では完璧に仕上がってる可能性も考えられますね。
2021年7月21日にWordPress5.8が正式にリリースされた事もあり、使用しているWordPressテンプレートがWordPress5.8版にアップデート対応していないと新規でウィジェットブロックエディターを設定してもバグが多数発生しているとの各種WordPressテンプレート販売社からのアナウンスもありました。
WordPressテンプレートがWordPress5.8版にアップデート対応していないと今までのように細かいウィジェットパーツが使用できない状況になっています。
じゃあアップデートをしなければ良いのでは??と思うかもしれませんが、WordPressアップデートにはセキュリティ面での更新も含まれているため、よほどの事がない限り早めのWordPressアップデートをお勧め致します。
2021年7月21日以前のWordPress5.7までで設定したウィジェットに関してはそのまま設定が引き継がれていますので新規でウィジェットブロックエディターを使わない場合はご安心下さい。
WordPress5.8にアップデートした場合はブラウザのキャッシュ削除とプラグインも忘れずにアップデートしておいて下さいね。
ウィジェットブロックエディターを旧ウィジェットに戻すClassic Widgetsプラグインの設定
「Classic Widgets」というプラグインを有効化する事で従来のようなウィジェット画面に戻す事が可能です。
Classic WidgetsはWordPressの正式チームがメンテナンスをする公式プラグインになるので安心感がありますね。
現在の発表では2022年まで、または必要な期間はClassic Widgetsのサポートとメンテナンスをすると発表されてます。
Classic Widgetsプラグインの導入の仕方
管理画面の【プラグイン→ 新規追加】から「Classic Widgets」を検索します。
Classic Widgetsのインストールをクリックして下さい。
Classic Widgetsの有効化をクリック。
Classic Widgetsを有効化すると旧ウィジェット設定画面に戻ります。
設定に関しては有効化するだけでウィジェットブロックエディターが無効になり旧ウィジェット設定画面に戻ります。
他に何かを設定する必要はありません。
つまりウィジェットブロックエディターが無効化になり簡単に旧ウィジェット設定画面に戻るプラグインになります。
プラグインを導入する以外の手段はPHPにコードを記述
Classic Widgetsプラグインを導入したくない場合はPHPにコードを記述する事により旧ウィジェット設定画面に戻す事も可能です。
【外観→テーマエディター】を開いてfunctions.phpを開きます。
functions.phpに下記をコピー&ペーストして記述して下さい。
- ウィジェットブロックエディターを旧ウィジェットに戻すPHPタグ
- function remove_widgets_block_editor() {
remove_theme_support( ‘widgets-block-editor’ );
}
add_action( ‘after_setup_theme’, ‘remove_widgets_block_editor’ );
記述したら「ファイルの更新」をクリックするだけです。
これだけで旧ウィジェット設定画面に戻ります。
プラグインを極力減らしたいと思うユーザーさんもいると思いますし、CSSの部分をなるべくいじりたくないユーザーさんもいると思いますので、ウィジェットブロックエディターを無効化したい場合にはClassic Widgetsプラグインを使うか、functions.phpに記述するかのどちらかになります。
早めに新しいウィジェットブロックエディターに慣れておく事も必要だと思いますので、お使いのWordPressテンプレートがWordPress5.8版にアップデート対応したタイミングでウィジェットブロックエディターを使ってみるのも良いかもしれません。